太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


Decenber 2002

Sky Gallery January 2003

February 2003

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

1月の星空 図は午後8時00分頃

北の空
 いつも真北の空に輝いている2等星が北極星です。北極星さえ見つけ出せば北の方角を知ることができますから、いつでも見つけ出せるように日頃から練習しておくと大変便利です。ほかに星座を見つけ出す目印になっていくれるのが、北西の空に高く見えているカシオペア座のW字型と北東の地平線に上ったばかりの北斗七星です。カシオペア座から上手くたどると北極星の位置がわかります。

南の空
 一年中で一番星の美しさが味わえるのが一月の星空です。南東に昇った冬の第三角形は、町の中の夜空でも意外に良く見えて、冬の星座めぐりにはこれを目印にすればよいでしょう。頭上のあたりにホタルの群れのように見える星の集まりは、プレアデス星団で、日本ではスバルの呼び名で親しまれているものです。今年は宵の頭上高く見えている土星が1月25日未明に、木星が1月27日明け方に月に隠される惑星食が起こります。


4日りゅう座ι(イオタ)流星群極大
 
正月明け早々の4日の未明、りゅう座ι流星群の出現がピークのなります。この流星群の出現ははっきりとしていて4日の明け方に集中しています。それ以外の日に見ても、ほとんど見られず。短期間の流星群です。今年の極大予想時刻は午後1時と昼間にあたり大出現は望めませんが月明かりの影響も全く受けなく、好条件です。ぜひとも観測したいものです。1時間あたりの流星数は多いときで100個ほど例年ですと50個ほどの出現が見られます。

土星食とかに星雲M1が接近。
 環のある惑星としておなじみの土星は、昨年12月18日に衝になったばかりで今が観望の絶好の時期になっています。その土星が、1月5日の宵におうし座のつのの先にある超新星の残骸かに星雲と重なって見えます。土星が大変明るく同時に見る事は難しいですが、前後数日間は実に興味深い現象になるでしょう。

今月の惑星と月

水星 月初めは夕方の西南西天で輝くが急激に高度を下げて、12日には早くも太陽との合を迎えます。以後明け方の東南東の低空から高度を上げて27日頃には、日出30分後の高度が10度を超えるようになります。光度 +0.1等 - +2.6等 - 0.0等

金星 明け方の南東天で輝いています。11日には西方最大離角となります。日出30分前の高度は30度。以後ゆっくりと高度を下げる。明け方での観望チャンスは続いています。光度-4.3等

火星 てんびん座からさそり座を順行中、3時ごろ昇り明け方の日の出30分前の高度は30度程度になっています。光度+1.5 − +1.3等。

木星 かに座を逆行中、夕方昇り夜半過ぎには南中し観望の絶好機になっています。ほぼ一晩中観望可能です。光度 -2.5 − -2.6等級。

土星 おうし座を逆行中。21時頃南中して明け方に沈みます。4日にかに星雲に大接近する。環の傾きが大きくなった土星がほぼ一晩中観望可能です。 -0.4 - -0.2等。

天王星・海王星 両惑星はやぎ座付近にいて、また太陽に近くなって観望は難しい。

冥王星 へびつかい座にいて太陽に近く観望は困難。

月  新月:3日(金) 上弦:10日(金) 満月:18日(土) 下弦:25日(土)



このホームページの感想や、取り上げて欲しいテーマなどございましたら
astro@dynic.co.jpまでメールをお送りください。