太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


January 2003

Sky Gallery February 2003

March 2003

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

2月の星空 図は15日午後8時00分頃

北の空
 北極星を探すのにはカシオペアからたどる方法ともう一ついい方法があります。2月以降は北東の空に昇った北斗七星からたどるのがわかりやすいでしょう。北斗七星の7つの星のうち、ひしゃくにあたる先端部のβ星とα星を結び、その間隔を5倍α星がわに伸ばしていくと北極星に行き当たります。

南の空
 宵の南の空では、冬の大三角形をはじめ明るい冬の星たちがすばらしい輝きを見せてくれています。冬の星座たちの見ごろというわけですが、すぐ西に大きく傾いてしまうので、日暮れの早い時間帯に楽しむようにした方がいいでしょう。東の空にはもう春の星座たちが出番を待つようにしていっせいに出そろってきています。頭上には高く木星と土星が人目を引いています。


火星とアンタレスが接近
 今年8月27日に地球に大接近する火星が、今年最大のイベントですが、その火星がそろそろ地球接近への足取りを速めようとしています。2月1日から2日の早朝は、火星の敵という意味を持つさそり座のアンタレスに5度まで接近して並ぶのが見られます。

木星とガリレオ衛星を追いかけよう。
 今年2月2日に衝を迎える木星が、現在宵のころ頭上高く輝き観望の絶好機になっています。特に天頂付近にきた惑星は大気の悪影響が少なくなり、望遠鏡を使って高い倍率を使用するのに好都合になります。木星表面の縞模様などきりっと締まって思いのほか良く見えることと思います。またその衛星達もめまぐるしく回っているのが追跡できるでしょう。今年前半の木星は、かに座のプレセペ星団と並んで見えて双眼鏡などでも楽しむ事が出来ます。

今月の惑星と月

水星 明け方の東南東天で4日に西方最大離角を迎えます。日の出30分前の高度は9度と低いですが、10日頃までは見るチャンスがあります。光度 -0.1等 - -0.1等 - -0.3等

金星 明け方の南東天でゆっくりと高度を下げています。月末には日の出30分前の高度が17度程度になります。-4.3等--4.1等級

火星 へびつかい座からいて座を順行中。2時半ごろ昇りますが徐々に高度を上げてきます。日の出30分前の高度は30度程度。光度+1.2 − +1.0等。

木星 かに座を逆行中、2月2日に衝になりで観望の絶好機が続いています。夜半前に南中してほぼ一晩中観望可能です。光度 -2.6 − -2.5等級。

土星 おうし座で22日に留。夕方に南中して夜半過ぎに西没する。夜半前の高度の高い時間が観望の好機です。 -0.1 - 0.0等。

天王星・海王星 両惑星とも太陽に近く観望は難しい。

冥王星 へびつかい座にいますが、明け方の東南東低く観望は困難。

月  新月:1日(土) 上弦:9日(日) 満月:17日(月) 下弦:24日(月)



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