太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


March 2003

Sky Gallery April 2003

May 2003

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

4月の星空 図は15日午後8時00分頃

北の空
 北斗七星がずいぶん高く天頂近くまで昇ってきました。先月は低かったうしかい座のアークツゥルスも徐々に高度を上げずいぶん見やすくなりました。かわりに西の空には冬のなごりの星座たちが、もう少しとがんばって輝いています。

南の空
 西側の空には冬のの星座がかかり始めました、冬の星座の見送りが始まるころになりました。先月真南にいたおおいぬ座も西に傾き冬から春への移り変わりです。東の空には駆け上がってくる「しし座」が見られます。また南東の空には東西に長い「うみへび座も見えてきました。冬の間天頂にいてぎらぎら輝いていた木星や土星もやや輝きを失って西空に沈もうとしています。


16日水星が東方最大離角。
 先月下旬外合を向かえて、今月の上旬から25日あたりまで今年最高の好条件になります。16日は日没後30分の高度が13度を超えて見られます。最大離角を過ぎると急激に明るさが暗くなりますから観望は早めに。

23日こと座流星群極大
 
こと座は七夕のおりひめ星ベガのある夏の星座ですが、4月の下旬になると夜半前には北東の空に姿を見せるようになります。そのこと座に輻射点を持つこと座流星群が22日〜23日ごろピークを迎えます。下弦の月がありますが、ある程度は見えるでしょう。流星数はかなり少なくて1時間に通常10個ほどの小流星群ですが、今までに爆発的に出た年もあり要注意の流星群です。

今月の惑星と月

水星 16日に東方最大離角になり今年の最高の条件になります。好機は25日頃まで。以後急速に高度を下げていきます。光度 -1.4等 - +0.1等 - +2.0等

金星 明け方の東南東天でゆっくりと高度を下げています。月末には高度8度をきるようになります。光度 -4.0 - -3.9等

火星 いて座からやぎ座を順行中です。先月と比べて条件に余り差はないが、確実に地球に接近中です。視直径が10秒近くまで大きくなっています。光度+0.5 − +0.1等。

木星 かに座で4日に留を迎え、以後順行に戻ります。夕方南中して1時ごろには沈みます。観望は夜半前に。光度 -2.3 − -2.2等級。

土星 おうし座を順行中で宵の西天に輝いています。23時ごろ西没しますから観望は夕方の早い時間帯に。光度 0.1等。

天王星・海王星 天王星は3時ごろ東出し、海王星は2時ごろ昇りますが、高度は高くなって観望好機に入ってきました。天王星5.9等、海王星8.0等

冥王星 へびつかい座にいますが、明け方付近で観望の好機。

月 新月:2日(木) 上弦:10日(木) 満月:17日(木) 下弦:23日(水)



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