太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


アストロパーク天究館の全景です。後方に見える山が鈴鹿山脈、ドームのある建物が開設当初からある建物です。左に見える建物は1990年5月に建設され、広い屋上に一部スライディングルーフの観測室が備えられています。


6.5mのドームに収まった、メインの望遠鏡は西村製作所製60cm反射望遠鏡です。肉眼の7300倍もの集光力で、16等近くの星まで見せてくれます。架台はオーソドックスなドイツ式の赤道儀ですが、95年よりエルデ光器のコンピューター制御を導入してさらに使いやすくなっています。主鏡は同じ県内の特殊光学研究所の苗村氏によって製作された物です。サブスコープは同じく苗村氏によって製作された20cmの屈折式望遠鏡です。

天究館の望遠鏡の性能
主鏡の口径

600mm

主焦点距離(ニュートン式)

3000mm

合成焦点距離(カセグレン式)

9000mm

口径比(ニュートン式)

F/5

口径比(カセグレン式)

F/15

限界等級

15.7mag

集光力(肉眼と比べて)

x7350

分解能

0.19"


31cmF/9反射望遠鏡
1934年木辺成磨氏が鏡面を研磨し、西村製作所が機械部分を作って完成させたもので、我が国で製作されたニュートン式反射赤道儀の元祖とも言うべき記念品です。(鏡は最初口径26cmであったがまもなく31cmの物に取り替えられた)滋賀県中里村(現在、中主町)の木辺氏邸(浄土真宗木辺派本山錦織寺)内に設置され、以後木辺氏によって微光の変光星や火星面などの観測に活躍しました。
25cmF/3.4シュミットカメラ
1989年より天究館友の会の有志の意向により、彗星小惑星の研究用に設置され、以来新彗星の出現確認観測や、300個以上の新小惑星の検出に活躍したシュミット望遠鏡です。特殊なフイルムホルダーを鏡筒内部に取り付けて天体写真を撮影する写真専用の望遠鏡です。
25cmシュミットカメラの画像


サテライト望遠鏡
屋上テラスには10cm〜40cmまでの小型望遠鏡が設置されていて、観望会等に大活躍しています。



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