平成15年9月29日

各    位
ダイニック株式会社
3551
京都府京都市右京区西京極大門町26番地
東京都港区芝大門1丁目3番4号
取締役本社財務部長 天 野 高 明
(03)5402-3132
厚生年金基金の解散に関するお知らせ

 当社を母体とするダイニック厚生年金基金は、平成15年9月26日付けで厚生労働省より解散の認可を受け、同日をもって解散いたしましたのでお知らせいたします。


1. 解散の理由
 

 当厚生年金基金は、昭和46年2月に加入員1,217名の代行型基金として設立し、平成4年3月にはグループ会社の新規加入があり1,625名となりました。しかし、その後の加入員及び新規加入員の減少と、受給者の増加による支払負担、及び、年金資産運用環境の悪化による利回りの低下等により、基金財政は悪化の一途をたどりました。
 今後も基金財政状況が好転することは困難と見込まれ、掛金の大幅な上昇が避けられない状況下にあることから、このまま基金を維持していくことは企業にとって大きな経営負担になると判断しました。よって加入員の理解と同意を得て、同基金を解散することといたしました。

2. 当期業績に与える影響
   基金解散による当期(平成16年3月期)への影響額は、退職給付費用が通期で単体決算で229百万円、連結決算で269百万円各々減少し、退職給付引当金の取り崩しによる特別利益が中間期に単体決算で1,261百万円、連結決算で1,610百万円発生する見込みです。

 なお、平成16年3月期中間期及び通期の業績予想の修正につきましては、現在上記影響額を含め集計中でありますので、まとまり次第お知らせいたします。


以 上