おうし座座流星群。
11月7日頃南群が、11月12日頃北群がピークになるおうし座流星群の出現が11月中続きます。数は大変少なくて1時間あたり数個と、見られればもうけものという気分で見てください。中には大変明るい火球と呼ばれるものが時折出現します。
18-19日未明、しし座流星群が極大。
昨年アメリカ・ヨーロッパで一昨年は日本で大出現を見せてくれたこのしし座流星群ですが、今年は母彗星のテンペルタットル彗星も去ってから5年以上経って大きな出現は見られそうにも有りません。しかしいくつかの流星は毎年見られていますから、どれぐらいの出現が見られるか注目してみたい現象です。今年の条件はすぐそばに下弦の月が輝いてよくありませんが、月の方向をできるだけ避け明るいものを見ないようにして我慢強く観察すれば、いくらかは見られるでしょう。
25日宵土星に8.3等の星が隠される。
19時頃から東の空に出ている土星に8.3等の恒星が隠されます。このとき土星の本体や土星の輪に隠される星が明滅する様子が観察できるでしょう。この明滅を詳しく調べる事で、輪を作っているものやどれぐらいの集まりで出来ているかがわかります。一番外側の輪に隠される時間は20時頃でまた外側の輪から出現する時刻は23時頃になります。ビデオなどに撮っておけば大変貴重な映像となるでしょう。
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今月の惑星と月
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水星 夕方南西の低空からゆっくり高度を上げる。しかし月末になっても日没30分後の高度は5度程度で観望は困難。光度-1.0等
- -0.5等 - -0.5等
金星 夕方の西南西低空からゆっくり高度を上げて、中旬には日没30分後の高度が7度を超えて月末には10度を越えるようになる。光度
-3.9−-3.9等
火星 みずがめ座を順行中で、19時ごろ南中し夜半には沈みます。視直径もどんどん小さくなり月末には11秒まで落ちてきます。光度-1.2
− -0.5等。
木星 しし座を順行中、1時ごろ東の空に昇り明け方南中します。明け方が観望のチャンス。光度
-1.9−-2.0等級。
土星 ふたご座を逆行中。宵のうちに東の空に昇り3時ごろ南中。観望の絶好機に入ってきました。大きく開いた輪が楽しめます。光度
-0.1 − -0.2等。
天王星・海王星 天王星はみずがめ座で9日に留となり、夜半には沈む。5.8等級。海王星はやぎ座で順行中。22時ごろに沈みます。7.9等級。両星とも宵のいい観望対象。
冥王星 へびつかい座にいますが、太陽に近く観望は困難。
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月 上弦:1日(土) 満月:9日(日) 下弦:17日(月) 新月:24日(月)
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