2022年5月23日発行の国際天文学連合ワーキンググループ小天体命名回報(IAU WG Small Bodies Nomenclature Bulletins 2,#7)で、小惑星No.12349が
多賀町で発掘されたアケボノゾウ化石にちなみ、「Akebonozou」と命名されましたので
お知らせさせていただきます。
https://www.iau.org/publications/iau/wgsbn-bulletins/
小惑星No.12349は1993年4月14日にダイニックアストロパーク天究館によって発見された小惑星です。1999年11月に小惑星No.12349として登録されました。まだ名前の付いていないこの小惑星について国際天文学連合小天体命名委員会に「Akebonozou」という名前を提案し、今回正式に命名が認められました。
アケボノゾウ化石は1993年3月にアストロパーク天究館から東へ700mほど離れた多賀町四手のびわ湖東部中核工業団地内の造成地から発見されました。100〜250万年前に生息していたと言われています。
1994年1月には天究館にて初めてのアケボノゾウ全身骨格展示会も開かれており、アケボノゾウ化石とアストロパーク天究館とは関係の深いことになります。
昨年末に
アケボノゾウ化石が天然記念物になるとの答申が発表され、また アストロパーク天究館とも大きな関係にあることから、小惑星に「アケボノゾウ」の名前を付けようとの機運が出てきました。
今年5月9日にIAU小天体命名委員会に小惑星No.12349への命名申請を行い、5月23 日発行のIAU小天体命名速報にて正式に認められました。既に多賀町関連では
小惑星「多賀」、「たがゆいちゃん」の名前が付いていて、3番目の多賀にちなんだ小惑星となります。
また
この小惑星は アケボノゾウの化石が発見された1993年と同じ年の1993年4月に発見したものになります。
■小惑星アケボノゾウ発表資料
小惑星Akebonozou(アケボノゾウ)の命名について
(pdf)
ダイニックアストロパーク天究館で発見された小惑星 (pdf)
■小惑星アケボノゾウの位置
小惑星アケボノゾウ
7月7日の位置 (jpg)
小惑星アケボノゾウ今年の動き
(jpg)
小惑星アケボノゾウ 太陽系内の位置 (jpg)
小惑星アケボノゾウ 太陽系内の位置 CG版
(jpg)
■小惑星アケボノゾウ発見時の写真
1993年4月14日 (jpg) / 1993年4月14日 矢印入り (jpg)
1993年4月17日 (jpg) / 1993年4月17日 矢印入り (jpg)
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