太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


January 2002

Sky Gallery February 2002

March 2002

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

2月の星空 図は15日午後8時30分頃

北の空
 北極星を探すのにはカシオペアからたどる方法ともう一ついい方法があります。2月以降は北東の空に昇った北斗七星からたどるのがわかりやすいでしょう。北斗七星の7つの星のうち、ひしゃくにあたる先端部のβ星とα星を結び、その間隔を5倍α星がわに伸ばしていくと北極星に行き当たります。

南の空
 宵の南の空では、冬の大三角形をはじめ明るい冬の星たちがすばらしい輝きを見せてくれています。冬の星座たちの見ごろというわけですが、すぐ西に大きく傾いてしまうので、日暮れの早い時間帯に楽しむようにした方がいいでしょう。東の空にはもう春の星座たちが出番を待つようにしていっせいに出そろってきています。頭上には高く木星と土星が人目を引いています。夕空低く金星も見え始めてきました。


四大小惑星ジュノが見ごろ
 4大小惑星の一つであるジュノが見頃になっています。2月はうみへび座頭のあたりにいますが、2月8日に衝を向かえて観望の好機になっています。ただ少々暗い天体(8.3等)なので肉眼では難しく双眼鏡などが必要になります。星図を用意して予報されている位置を丹念に探せば見つけられるでしょう。3月にはかに座に入って、6月にはレグルスに接近します。

木星とガリレオ衛星を追いかけよう。
 今年1月1日に衝を迎えましたが、現在宵のころ頭上高く輝き観望の絶好機になっています。特に天頂付近にきた惑星は大気の悪影響が少なくなり、望遠鏡を使って高い倍率を使用するのに好都合になります。木星表面の縞模様などきりっと締まって思いのほか良く見えることと思います。またその衛星達もめまぐるしく回っているのが追跡できるでしょう。

今月の惑星と月

水星 明け方の東南東天でゆっくり高度を上げ、22日に西方最大離隔となります。地平高度が最も高くなるのは15日ですが日の出30分後の高度は9°と条件はもう一つです。光度 +1.4等 - +0.2等 - 0.0等

金星 夕方の西南西天の低空で、ゆっくり高度を上げてきます。まだ高度は低く日没20分後で5°ともう少し高度がほしい。光度-3.9

火星 うお座からおひつじ座を順行中、21時30分頃には西天に沈みます。視直径がさらに小さくなって5"台。光度1.1 − 1.2等。

木星 ふたご座を逆行中、1月1日に衝になったばかりで観望の絶好機が続いています。夜半前に南中してほぼ一晩中観望可能です。光度 -2.6 − -2.4等級。

土星 おうし座で8日に留。夕方に南中して夜半過ぎに西没する。夜半前の高度の高い時間が観望の好機です。 -0.1 - 0.0等。

天王星・海王星 両惑星とも太陽に近く観望は難しい。

冥王星 へびつかい座にいますが、明け方の東南東低く観望は困難。

月 下弦:4日(月) 新月:12日(火) 上弦:20日(水) 満月:27日(水) 



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