太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


February 2002

Sky Gallery March 2002

April 2002

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

3月の星空 図は15日午後8時30分頃

北の空
 宵の北東の空で目を引くのはなんと言っても北斗七星です。北斗七星から北の空にいる北極星やいろいろな星座を探し出すことができます。北東の空にはうしかい座のアークトゥルスが見え始めてきました。また1月にはあんなに高く上っていたカシオペア座が西の空低くなってきました。

南の空
 日暮れのころの西空には大きく傾いた冬のなごりの星座たちが姿を見せていますが、それも早い時刻のうちに姿を消してしまいます。入れ替わりにいきおいよく東の空に駆け上るしし座をはじめとする春の星座たちが姿を見せ始め、新鮮な輝きを見せてくれています。宵の西の空高く木星と土星が並んで輝いていますが、この土星が3月20日の宵、関東以北の北の地方で月に隠される今年2回目の土星食となります。


20日土星と小惑星ベスタの接近&惑星食
 3月20日の宵、環のある惑星としておなじみの土星が月に隠される現象が敦賀-神奈川のラインより北の地方で見られます。月も細く地球照が見えている月にゆっくりと隠れていきます。滋賀県では余呉よりも北でなんとか月にかかる程度になりますが、月との接近を見るだけでも一見の価値はあります。またこのときにはちょうど土星と大接近している小惑星ベスタも見ものです。ベスタは土星の衛星タイタンとほぼ同じ光度になっており、19日〜21日にかけて土星の南を接近し通り抜けていきます。まだこの小惑星を見たことがない人には絶好のチャンスです。ぜひ見ておきましょう。

今月の惑星と月

水星 明け方の東天に輝いています。初旬は日の出30分前の高度は6°ほどであるが、ゆっくり高度を下げて中旬以後は見ることは難しいでしょう。光度 +0.0等 - -0.3等 - -0.9等

金星 夕方の西南西天の低空から、ゆっくり高度を上げてきます。下旬に高度は日没20分後で10°を超えてきます。15日に月齢1.5の月に4°弱まで接近します。光度-3.9

火星 おひつじ座を順行中、夕方の西の空に見え21時30分頃には西天に沈みます。視直径がさらに小さくなって5"を切って来ます。光度1.3 − 1.4等。

木星 ふたご座で1日に留、19時ごろ南中して1時過ぎには沈みます。夜半前が観望のチャンスになります。光度 -2.4 − -2.2等級。

土星 おうし座を順行中、夜半には西没しますから観望は夕方の早い時間帯に。光度 0.1等。

天王星・海王星 天王星は5時ごろ東出し、海王星は4時ごろ昇りますが、高度はまだ低く観望には向かない。

冥王星 へびつかい座にいますが、明け方の東南東低く薄明開始時刻で35°程度。

月 下弦:6日(水) 新月:14日(木) 上弦:22日(金) 満月:29日(金) 



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