太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


March 2002

Sky Gallery April 2002

May 2002

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

4月の星空 図は15日午後8時30分頃

北の空
 北斗七星がずいぶん高く天頂近くまで昇ってきました。先月は低かったうしかい座のアークツゥルスも徐々に高度を上げずいぶん見やすくなりました。かわりに西の空には冬のなごりの星座たちが、もう少しとがんばって輝いています。

南の空
 西側の空には冬のの星座がかかり始めました、冬の星座の見送りが始まるころになりました。先月真南にいたおおいぬ座も西に傾き冬から春への移り変わりです。東の空には駆け上がってくる「しし座」が見られます。また南東の空には東西に長い「うみへび座も見えてきました。冬の間天頂にいてぎらぎら輝いていた木星や土星もやや輝きを失って西空に沈もうとしています。


夕空の5惑星たち。
 4月から5月にかけての夕空は、金星をはじめ明るい惑星たちがすべて集まっています。私達が肉眼で見られる惑星は水星・金星・火星・木星・土星の5つの惑星ですが4月の下旬から5月上旬にはそれらすべてが見られる絶好のチャンスがやってきます。一番難しいのが水星ですが、それも今年最高の条件で見えることになっています。特に地平線近くまで晴れ上がって遠くまで見渡せる天気になればまず間違いなくすべての星は見えるでしょう。

22日こと座流星群極大
 
こと座は七夕のおりひめ星ベガのある夏の星座ですが、4月の下旬になると夜半前には北東の空に姿を見せるようになります。そのこと座に輻射点を持つこと座流星群が22日〜23日ごろピークを迎えます。上弦過ぎの月が2時ごろまでありますが、その後は月もなく好条件になります。流星数はかなり少なくて1時間に通常10個ほどの小流星群ですが、今までに爆発的に出た年もあり要注意の流星群です。

今月の惑星と月

水星 7日に外合、以後夕方の西天に移り急速に高度を上げてきます。24日には日没後30分の高度が10°を超えて観望好機となります。光度 -1.3等 - -1.5等 - -0.6等

金星 夕方の西南西天の低空から、ゆっくり高度を上げてきます。下旬に高度は日没30分後で10°を超えて宵の明星らしさがでてきます。光度-3.9

火星 おひつじ座からおうし座を順行中、夕方の西の空に見え21時頃には西天に沈みます。下旬にアルデバランと並びますが火星のほうが暗く見えます。光度1.5 − 1.6等。

木星 ふたご座を順行中、夜半過ぎには沈みますから高度の高い夕方が観望のチャンスになります。光度 -2.2 − -2.0等級。

土星 おうし座を順行中で宵の西天に輝いています。22時ごろ西没しますから観望は夕方の早い時間帯に。光度 0.1等。

天王星・海王星 天王星は3時ごろ東出し、海王星は2時ごろ昇りますが、高度は高くなって観望好機に入ってきました。

冥王星 へびつかい座にいますが、明け方付近で観望の好機。

月 下弦:5日(金) 新月:13日(土) 上弦:20日(土) 満月:27日(土) 



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