太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


April 2002

Sky Gallery May 2002

June 2002

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

5月の星空 図は15日午後8時30分頃

北の空
 宵の北の空高く7個の明るい星がひしゃくをひっくり返したような形に並んでいるのが目にとまります。おなじみの北斗七星です。まん中の星が3等でやや暗いほかはみな2等星なので、夜空の明るい場所でもすぐにそれとわかります。注目してみたいのは、柄の先から2番目のζ(ゼータ)星ミザールで、普通の視力があればすぐそばに4等星のアルコルがくっついていることに気が付きます。

南の空
 北の空高く昇りつめた北斗七星の柄のカーブにそって南へ延長し、うしかい座のオレンジ色の一等星ア−クトゥルスを超えておとめ座の白色の一等星スピカにとどく大きなカーブ「春の大曲線」が、初夏の宵の頭上で目に付きます。西に傾き始めた春の星座に変わり、東の空からは夏の星座たちがいっせいに姿を見せ始めています。初旬には日没直後に5つの肉眼惑星が大集合しています。


夕空の5惑星たちPartU。
 4月下旬から始まっている夕方の5惑星たちの集合は最初に見えなくなる水星が10日ごろまでで、その後土星が見えなくなってきます。すべての星を堪能するためには、5月のゴールデンウイーク前後がお勧めで、ぜひこの現象を見ておいてください。またこの会合は冬の星座のどまんなかで起こるためさぞにぎやかな現象となるでしょう。

6日みずがめ座η(エータ)流星群がみごろ。
 
みずがめ座η星付近に輻射点を持つ「みずがめ座η流星群」が、5月5日〜6日明け方ごろ極大を迎えます。あいにく下弦過ぎの月が出ていて月明かりの中での観測になりますが、早起きして見てみたいものです。この流星群の母彗星はあの有名なハレー彗星です。この流星群は速度が速く、痕をのこす流星も多い。かんじんの流星数だがい時間当たり数個と大変少ない。

26日宵の東天で起こる半影月食。
 
昨年12月30日にも半影月食が見られましたが、5月26日の宵にも全国で半影月食が見られます。半影月食は満月が地球のが影のうち淡い半影部分に入り込むだけで、普通の月食のようにはっきり欠けて見えるものではありません。地球の半影部分に月がすっぽりと入ってくれると目で見ても月の一部が暗くなっていることがわかりますが、今回は一部をかすめるだけです。しかし写真やビデオに撮影すると以外にも影が良くわかります。南東の空低いところで21時03分頃が今回の最大時刻になります。

今月の惑星と月

水星 夕方の西北西天で高度を上げて、4日に東方最大離角を迎えます。日没後30分の高度は14°に達して、今年最高の観望チャンスとなります。0.0等 - +2.4等 - +4.6等

金星 夕方の西南西天で高度を上げてきます。14日には日没30分後で20°を超えて人々の目を引いて宵の明星らしさがでてきます。光度-3.9等 - -4.0等

火星 おうし座からふたご座を順行中、日没後30分の高度が18°ほど4日に土星と2°まで接近、10日に金星と0.3°まで接近します。光度1.6 − 1.7等。

木星 ふたご座を順行中、宵の西天で輝いています。22時過ぎには沈みますから高度の高い夕方が観望のチャンスになります。光度 -2.0 − -1.9等級。

土星 おうし座を順行中で宵の西天低空に輝いています。20時ごろ西没しますから観望は夕方の早い時間帯に。光度 0.1等。

天王星・海王星 天王星は2時ごろ東出し、海王星は1時ごろ昇り、明け方に南中、観望好機に入ってきました。

冥王星 へびつかい座にいますが、明け方付近で観望の好機。

月 下弦:4日(土) 新月:12日(日) 上弦:20日(土) 満月:26日(日) 



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