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本章は、バブル景気が崩壊、日本経済が国際化、高度情報化、ソフト化の波にもまれながら、新しいパラダイムをもとめて漂流し始めた1989年(平成元)から5年間の経営活動についてとりあげている。 創立70周年の翌年、副社長の坂部三司が社長に就任した。新社長のもとで10年後の新世紀を見すえた経営改革がはじまった。「環境に関する基本方針」が明示され、創業以来深く関わってきた「メディア」に加えて、「環境」が経営目的のひとつに掲げられた。リサイクル事業への進出、環境対応商品の開発など、新しい視点から社業の拡充が精力的に進められた。 前期にひきつづいて、コンピュータリボンと接着芯地に関して、重点的に海外拠点づくりが進められ、国内、海外にこだわらないボーダレスの生産・販売体制の構築が始まった。これらが、やがてグループ経営新時代へと導いてゆくのである。 |
維 新 (1989〜1994) |
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