太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


June 2003

Sky Gallery July 2003

August 2003

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

7月の星空 図は15日午後8時00分頃

北の空
 今月注目される星はなんといっても七夕の織女星ベガと牽牛星アルタイルでしょう。ベガは北天に入り、アルタイルは南天になりますが、大変目立つ星ですからよくわかるでしょう。7日の宵が七夕祭りです。夕方の西の空では、来月22日に東方最大離角になる宵の明星の金星が目に付きますが高度はこれ以上もう高くなりません。

南の空
 宵の南の空には巨大なさそり座のS字のカーブがひときわ目を引き、それに続いていて座付近の明るい天の川が姿を見せてきています。ただ明るいとはいっても天の川の輝きは淡く、夜空の暗く澄んだ場所でないと見えません。暗い空のもとへ出かけ雄大な天の川を一度見ておいてください。


火星接近中!。
 8月27日に地球に大接近となる火星が宵の南東の空でひときわ赤く輝き、人びとの目をひいていることと思います。7月17日の宵に、満月過ぎの大きな月と並んで見られます。夜空の明るい町の中でもはっきり見られて話題となる事でしょう。

30日みずがめ座流星群極大。
 
夏休み中は、一年中で流れ星のたくさん見られるころですが、その一番最初の流星群が7月30日ごろ出現のピークになります。みずがめ座流星群はたくさん有るのですが、そのうちのみずがめ座δ流星群に属するものが多く見られ、いくつか他の場所からも同じ時期に出現します。時間あたりの数は10個程度と少ないですが、月の明かりもまったくなく大変いい条件で見る事が出来ます。

今月の惑星と月

水星 5日に外合となり、夕方の西北西から西に向けゆっくり高度を上げてきます。日没後30分の高度は7度と低く今回の西天では条件は良くない。光度-2.2等 - -1.1等 - -0.1等

金星 明け方の東北東天でさらに高度を下げて、太陽とほぼ同時に昇るるようになります。太陽に近く観望は困難です。光度 -3.9等

火星 みずがめ座を順行中で夜半前に昇り、3時ごろ南中します、31日には留を向かえて逆行に移ります。そろそろ本番に!。光度-1.6 − -2.3等。

木星 しし座を順行中で夕方20時過ぎには沈みます。日没後30分の高度は10度程度で観望はかなり難しくなってきました。光度 -1.8等級。

土星 ふたご座を順行中です。初旬は太陽との離隔が小さく観望は困難だが、下旬には日の出30分前の高度が10°を超えてきます。光度 0.1等。

天王星・海王星 天王星はみずがめ座を逆行中で、2時過ぎに南中。5.7等級。海王星はやぎ座を逆行中で夜半過ぎに南中、7.8等級。

冥王星 へびつかい座にいて、先月衝になったばかり。観望の好機です。

月 上弦:7日(月) 満月:14日(月) 下弦:21日(月) 新月:29日(火)  



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