12日〜13日ペルセウス座流星群が極大。
毎年活発な出現を見せてくれることでおなじみのペルセウス座流星群が、8月12日から13日ごろにかけてピークとなります。しかし今年は12日が満月と最悪の条件になっています、普段であれば1時間に50個くらい見ることができるのですが、月明かりがあると半分以下になって大変残念です。しかし満月の中でも明るい流星は良くわかりますから、明るい流星が飛ぶのを願って観察してみましょう。
海王星・天王星が相次いで衝。
みずがめ座にいる天王星が8月24日衝となります。天王星の明るさは5.7等級なので夜空の暗い場所では肉眼でその姿を見つけられるかもしれません。またやぎ座の逆三角形の中ほどにいる海王星が8月4日に衝となります。海王星の明るさは7.8等級なので双眼鏡があれば見ることができます。望遠鏡では青緑色をおびて見えます。
27日火星が最接近!
夏休みシーズン真っ盛りのこのころ、宵の東の空からひときわ明るく、真っ赤な星が姿を見せるようになって人目を引いています。これが27日に地球再接近を迎える火星です。火星の明るさは8月上旬で-2.5等級、大接近のころは-3等近くまでになりますから、とても神秘的な景色が見られる事と思います。火星の見かけの大きさも25秒になり、近年の接近のなかでは最大級となるものです。このころは小さな望遠鏡でも火星にある白い南極や、大きな模様も良く判るようになります。こんなに条件がよくなるのも15年ぶりになりますから、このチャンスにぜひ観望してください。今後これくらい近づく条件になるのは実に約50年近く待たなければいけません。
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今月の惑星と月
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水星 夕方の西の低空を地平線にそって移動しています。15日に東方最大離角になりますが、高度は低く観望には向かない時になります。光度0.0等
- +0.3等 - +1.3等
金星 19日に外合、このあと夕方の西天に移りますが、太陽に近く観望は困難です。光度
-2.4−-2.9等
火星 みずがめ座を逆行中、27日には地球との再接近を向かえる。29日には衝を迎え、最も好条件の火星が見られることになります。光度-2.4
− -2.9等。
木星 しし座を順行中、上旬は西天の低空で見えているが、22日には合を迎え観望は大変困難になります。光度
-1.7等級。
土星 ふたご座を順行中です。2時ごろ東天に出現し、日の出後30分には高度30°付近までやってくる。明け方には観望のチャンス。光度
0.1等。
天王星・海王星 天王星は24日にみずがめ座で衝、一晩中見える。5.7等級。海王星も4日にやぎ座で衝、こちらも一晩中見える。7.8等級。
冥王星 へびつかい座にいて、観望の好機。
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月 上弦:5日(火) 満月:12日(火) 下弦:20日(水) 新月:28日(木)
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