太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


July 2002

Sky Gallery Augast 2002

Sptember 2002

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

8月の星空 図は15日午後8時30分頃

北の空
 夏休みは1年中で一番流れ星が多く見られる季節です。南の空では初旬のころをピークにやぎ座やみずがめ座流星群などが出現し、北の空ではペルセウス座流星群が出現するからです。特に8月12日から13日頃をピークに活発な出現を見せてくれるペルセウス座流星群は、今年は9日が新月なので、月明かりの心配も全くなく最良の条件で観測することができます。

南の空
 明るい天の川の周辺に今を盛りと夏の星座たちがすばらしい輝きを放って見えています。一番の見ものはいて座とさそり座の付近から頭上の夏の大三角形へ立ち昇る天の川の光の帯のような輝きですが、これは夜空の暗く澄んだ高原や海辺などでしか見ることができません。そんな場所へ出かけその迫力あるながめをお楽しみください。やぎ座の逆三角形の中で8月2日に海王星が衝となり、20日も天王星が衝になります。


12日〜13日ペルセウス座流星群が極大。
 毎年活発な出現を見せてくれることでおなじみのペルセウス座流星群が、8月12日から13日ごろにかけてピークとなります。極大のころは、うまくいけば一人で1時間に50個くらい見ることができます。今年はピークのころには、細い月が午後9時過ぎには西へ沈むので、月明かりの心配は全くなく最良の条件で楽しむことができます。家族や友人を誘ってのグループ観測がおすすめです。なお、輻射点は夕方北東の空から上り、明け方北の空高くのぼりますので、一晩中見られる流星群です。

22日金星が東方最大離角。
 
宵の明星として夕方の西天低く人目を引いていた金星が、8月22日に太陽の東側へ46°離れて東方最大離角になります。しかし、日没時の高度は6−7月ごろよりかえって低くなっています。金星が最大光度になるのは9月26日です。

海王星・天王星が相次いで衝。
 
やぎ座とみずがめ座の境界あたりにいる天王星が8月20日衝となります。天王星の明るさは5.7等級なので夜空の暗い場所では肉眼でその姿を見つけられるかもしれません。またやぎ座の逆三角形の中ほどにいる海王星が8月2日に衝となります。海王星の明るさは7.8等級なので双眼鏡があれば見ることができます。望遠鏡では青緑色をおびて見えます。

今月の惑星と月

水星 夕方の西北西天から西南西天に向けて、低空を地平線に沿って移動、高度は5°程度で観望は難しい。光度-0.7等 - -0.2等 - +0.2等

金星 夕方の西南西天で徐々に高度を下げてきます。22日に東方最大離角を迎えるが日没後30分の高度が15°にしかならない。光度 -4.2−-4.4等

火星 11日に太陽との合。以後は明け方の東天に移る。しばらくは太陽との離隔が小さく観望は困難。光度1.7 − 1.8等。

木星 かに座を順行中、初旬は太陽との離隔が小さく観望は困難だが、下旬には日の出30分前には高度が20°を超えてきます。光度 -1.8等級。

土星 おうし座を順行中です。1時頃東天に出現し、4時には高度40°付近までやってくる。明け方には観望のチャンス。光度 0.1等。

天王星・海王星 天王星は20日にやぎ座衝、一晩中見える。5.7等級。海王星は2日にやぎ座で衝、こちらも一晩中見える。7.8等級。

冥王星 へびつかい座にいて、観望の好機。

下弦:1日(木)新月:9日(金)上弦:15日(木)満月:23日(金)下弦:31



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