太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


September 2002

Sky Gallery October 2002

Nobember 2002

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

10月の星空 図は15日午後8時30分頃

北の空
 北の地平線近く下がった北斗七星の姿が印象的です。北海道方面では北の地平線高く見えていますが、本州中宇部では地平線すれすれでほとんど見えません。沖縄あたりでは全部地平下になってしまいます。宵の北東の空には早くも冬の星座のおうし座のプレアデス星団が姿を見せ始めています。木星はかに座へ移り、東の空で午後9時ごろ姿を見せる土星よりずっと遅れて午後0時ごろ顔を出します。

南の空
 日暮れの早くなった秋の夜空では、夏のなごりの「夏の大三角形」などが目に付きますが、それも早いうちに西へと傾き、南の空は明るい星がなく寂しげな印象の秋の星座たちが出そろってきます、夜空の明るい都会では、このあたりにはほとんど星が見当たらないことさえあるかもしれません。夕方の西の空低く見えていた金星が、10月30日に内合になり、夜明け前の東の空へ移り明けの明星となります。


22日オリオン座流星群極大。
 夜半過ぎには、もう冬の星座たちが出そろっていますが、そのうちオリオン座に輻射点を持つオリオン座流星群が、10月22日ごろピークになります。満月過ぎの大きな月明かりがありますが注目してみてください。流星の数は1時間あたり10個程度と少ないですが、明るい痕を残す流星も多く興味深い対象です。

30日金星が内合。
 
1月14日の外合以来、夕方の晴天で宵の明星として見えていた金星が、太陽と地球の間に入り込んできて10月30日に内合となります。これからの金星は、急速に高度を上げて12月7日の最大光度のころには日の出時の高度が30°を超えてくるようになります。内合前後には非常に細いリング状の金星にお目にかかることがあるが、昼間望遠鏡を使って観察すると意外にも良く見えます。この場合太陽が近くにあるので直接太陽が入らないように注意しましょう。

今月の惑星と月

水星 明け方の東天で急激に高度を上げて、13日に西方最大離隔を迎える、日の出30分前の高度は11°に達し、10日〜18日までの間観望好機となります。光度+2.5等 - -0.8等 - -1.0等

金星 夕方の西南西天で徐々に高度を下げて、中旬には観望は難しくなります。31日には内合となり以後は明け方の東天に移る。光度 -4.6−-4.1等

火星 しし座からおとめ座を順行中、明け方の東天でゆっくり高度を上げて、月末には日の出30分前の高度が20°を超えてきます。光度1.8 − 1.8等。

木星 かに座を順行中、1時ごろ東の空に昇って、明け方に南中し観望は高度が高くなる明け方がチャンスになります。光度 -1.9−-2.0等級。

土星 オリオン座で留となり、以後逆行に転じます。21時過ぎに東天に昇り、朝の4時ごろに南中します。観望好機到来です。光度 0.0 − -0.1等。

天王星・海王星 天王星はやぎ座を逆行中、20時ごろ南中。5.8等級。海王星はやぎ座で留となり、以後順行に戻る。7.9等級。両星とも宵のいい観望対象。

冥王星 へびつかい座にいますが、西に低く観望は困難になりました。

月 新月:6日(日) 上弦:13日(日) 満月:21日(月) 下弦:29日(火)



このホームページの感想や、取り上げて欲しいテーマなどございましたら
astro@dynic.co.jpまでメールをお送りください。


ダイニック株式会社

ニック産業株式会社オフィスメディア株式会社大平製紙株式会社ダイニック・ジュノ株式会社