太陽と遊び、月と歌い、友と語った。”未来に旅立つ宇宙ステーション


October 2002

Sky Gallery November 2002

December 2002

image by StellaNavigetor for Win95(C)1997.Astro.ArtsInc./ASCII Corporation

11月の星空 図は15日午後8時30分頃

北の空
 北の空高く昇ったカシオペアのW字形が北極星を見つけるよい目印になってくれています。11月はおうし座流星群の南群と北群が緩やかに活動していますので時折明るい火球めいたものの出現を目にすることがあります。11月19日の夜明け前のころには、しし座流星群がピークになりますが、明るい月明かりがあります。

南の空
 南の中天にはペガススの大四辺形が星空を真四角に区切るように見えています。明るい星の少ない秋の星空では、この四辺形の各辺をあちらこちらに延長してたどると見つけにくい秋の星座の位置や星の見当がつけられて便利です。南の中天に横たわるくじら座のミラは、7月下旬に極大光度になり、今は少しずつ暗くなっているところです。おうし座流星群が11月中出現しています。


おうし座座流星群。
 11月3日頃南群が、11月13日頃北群がピークになるおうし座流星群の出現が11月中続きます。数は大変少なくて1時間あたり数個と、見られればもうけものという気分で見てください。中には大変明るい火球と呼ばれるものが時折出現します。

19日未明、しし座流星群が極大。
 
昨年11月19日未明、1時間に5000個もの流れ星が出現して人々を驚かしたしし座流星群が、今年も再びその姿を見せようとしています。しかし、今年の場合はヨーロッパ〜アメリカ東部が好条件になると予想されていて、日本で昨年のような出現は見られないといわれています。しかし数は少ないといわれていますが、予期されないダストの群れが日本でぶつかるかもしれません。条件としては満月近い明るい月が西の空にあって、昨年のような好条件にはなりませんが、注目したい現象です。

今月の惑星と月

水星 14日に外合となるため、上旬は明け方の東南東天に、下旬は夕方の西南西天に見えますが、いずれも低空のために観望は難しい。光度-1.1等 - -1.3等 - -0.8等

金星 明け方の東南東天でぐんぐん高度を上げて日の出前30分の高度は、13日には10°を超えて、22日には20°を超えてくる、望遠鏡で見る金星の姿はどんどん太ってなかなかの見ものになります。光度 -4.0−-4.6等

火星 おとめ座を順行中、明け方の東南東天でゆっくり高度を上げて、月末には日の出30分前の高度が30°近くになります。22日におとめ座のスピカに3°まで接近。光度1.8 − 1.7等。

木星 かに座からしし座を順行中、10日に西矩。21時ごろ東の空に昇って、明け方に南中し観望は高度が高くなる明け方がチャンスになります。光度 -2.0−-2.2等級。

土星 オリオン座からおうし座を逆行中。夜半過ぎに南中します。観望の絶好機です。ほぼ開ききったリングが楽しめます。光度 -0.2 − -0.3等。

天王星・海王星 天王星はやぎ座で4日に留となり、夜半には沈む。5.8等級。海王星はやぎ座で順行中。22時ごろに沈みます。7.9等級。両星とも宵のいい観望対象。

冥王星 へびつかい座にいますが、西に低く観望は困難。

月 新月:5日(火) 上弦:12日(火) 満月:20日(水) 下弦:28日(木)



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